19.短期借入金の内容と管理要点

大平経営会計事務所ブログ:わかりやすい大平式資金管理

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(1) 短期借入金とは

返済期限が1年以内の借入金を言います。

(2) 短期借入金の種類

①当座借越
取引銀行との約定に基づいて、当座預金残高を越えて振り出した手形・小切手を一定金額まで銀行が支払うことによって行う借入金を言います。
②手形借入金
借入れ人振り出しの約束手形を銀行に差し入れる形式の借入金を言います。
③1年内返済長期借入金
1年以上に亘って返済する長期借入金の内、1年以内に返済する金額を『1年内返済長期借入金』と言います。この部分は流動負債に表示する事が基本です。
③割引手形
受取手形のうち、期日未到来のものを銀行で現金化したものを言います。

(3) 短期借入金から除外するもの

次の借入金は原則として短期借入金から除外します。
①手形借入金でも返済の約定が1年以上のもの
②1年以上返済しない当座借越

(4)短期借入金に含めるもの

次の借入金は短期借入金に含めます。
①1年以内に返済すべき長期借入金
②割引手形

(5) 短期借入金を圧縮する目的

流動性(支払余裕度)を維持向上させるため

(6) 短期借入金を圧縮する際の留意点

①割引手形より借入金を優先する
資金調達は常に難しい方法から選択することが基本です。
②支払手形を増加させないこと
短期借入金を減らして、支払手形を増やしたのでは企業継続の危険度を増すだけです。
③買掛金・未払金・未払費用を増加させない
短期借入金を減らして、買掛金等を増やしたのでは流動負債を圧縮したことにならず、取引先への信用を損なう行為になります。

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