インボイス制度、ツール類の導入には補助金の活用を!

セルサポ豊橋 News Letter vol.59

発行/2022年10月1日
更新/2023年6月27日
発行者/株式会社大平経営コンサルティング


インボイス制度、ツール類の導入には補助金の活用を!


令和5年10月1日から開始されるインボイス制度を受けて、事業者は経費・受注システムの改修や各種ツール類の導入など、さまざまな対応を迫られています。そうした対応にかかるコストについては、補助金を活用することで負担を軽減することが可能です。インボイス制度に対応した補助金は、「IT導入補助金2023(デジタル化基盤導入枠)」と「小規模事業者持続化補助金(一般型インボイス特例)」の2種類です。

 

【小規模事業者持続化補助金 一般型インボイス特例】

小規模な事業者向けに、生産性の向上を目的とした施策を実行するべく、用意されているのが小規模事業者持続化補助金。この補助金には免税事業者がインボイス発行事業者へ転換されるインボイス特例が用意され、補助上限額が50万円上乗せされます。

 

◆補助対象者
●小規模事業者等かつインボイス発行事業者に登録した免税事業者

同補助金の対象者は下表のとおり(個人事業を含む)。
常時使用する従業員には、会社役員や個人事業主本人、一定のパートタイム労働者は含まれません。

商業・サービス業(宿泊業・娯楽業除く) 常時使用する従業員の数 5人以下
サービス業のうち宿泊業・娯楽業 常時使用する従業員の数 20人以下
製造業その他 常時使用する従業員の数 20人以下

なお、医師、歯科医師、助産婦、医療法人、社会福祉法人、学校法人、一部の個人農業者等は、同補助金の対象外となります。

 

●補助上限と補助率:次のうち、いずれか1つの枠のみ申請できます

補助上限と補助率表

 

●補助の対象となる経費:店舗改装、広告掲載、展示会出展等、販路開拓に必要な以下の経費
①機械装置等費、②広報費、③ウェブサイト関連費、④展示会等出展費(オンラインによる展示会・商談会等を含む)、⑤旅費、⑥開発費、⑦資料購入費、⑧雑役務費、⑨借料、⑩設備処分費、⑪委託・外注費

 

対象となる経費は11項目と幅広く、チラシやホームページ作成などの広報費から店舗の改装費なども補助事業に該当し、大変利用しやすい特別枠です。

但し、補助事業の終了時点でインボイス発行業者の登録が確認できない場合は交付されないことになるので注意が必要です。

商工会議所管轄地域の方→https://r3.jizokukahojokin.info/

小規模事業者持続化補助金イメージ

【IT導入補助金 2023デジタル化基盤導入枠】

パソコンやタブレットといった端末、レジなどを整えるために使用できるのが、IT導入補助金です。とくに、インボイス制度への対応を応援するために、補助率の引き上げやクラウド利用料2年度分の補助、ハード購入補助といったものが追加されています。補助下限額がなくなり、5万円以下の安価なソフト購入でも利用できるようになりました。

事業者のなかには、商業集積地やサプライチェーンといった細かく繋がっている複数の中小企業もあります。これらに向けてITツールや機器の導入を助けるべく、複数社連携型IT導入枠が用意されています。

 

◆補助対象者
・中小企業(飲食、宿泊、卸・小売、運輸、医療、介護、保育等のサービス業、製造業や建設業等)
主な業種における補助対象者は、下表の通り。資本金・従業員(常勤)規模のいずれかが下記以下となる場合に、対象となります(個人事業を含む)。

・小規模事業者
常時使用する従業員数が「商業・サービス業(宿泊業、娯楽業を除く)」の場合5人以下、それ以外の業種の場合 20人以下である事業者。

業種・組織形態 資本金 従業員
製造業、建設業、ソフトウエア業、情報処理サービス業、その他の業種(下記以外) 3億円 300人
ゴム製品製造業は900人
卸売業 1億円 100人
サービス業
(ソフトウエア業、情報処理サービス業、旅館業を除く)
5000万円 100人
小売業 5000万円 50人
旅館業 5000万円 200人
医療法人、社会福祉法人、学校法人 300人

 

補助額(上限)と補助率

補助対象 補助額 補助率
IT ツール
(ソフトウェア購入費・クラウド利用料・導入関連費)
~350万円 内、50万円以下 3/4以内
内、50万円超~350万円 2/3以内
PC・タブレット・プリンター及びそれらの複合機器 上限10万円 1/2以内
POS レジ・モバイル POS レジ、券売機等 上限20万円 1/2以内

IT 導入補助金 2023 サイトで、シミュレーションできます。
https://www.it-hojo.jp/first-one/digital-type.html#anchor02

補助金申請のご相談お手続きは、お気軽にご相談ください!

 

 

 

 

神無月の風景 【電照菊】

 

昭和22年に豊橋市で、日本初の電照菊が栽培され翌23年に田原市でも開始。電照菊は人工的に日照時間を長くして開花を遅らせる栽培方法です。

美しい電照菊の光景は菊の生産量日本一を支える、渥美半島の秋の風物詩となっています。

 

電照菊イメージ

 

 

 

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