8.貸借対照表の科目区分

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(1) 科目区分とは

貸借対照表には多くの勘定科目があります。ある程度は内容が分かってもたくさんの数字がならべば、見ているだけで頭が痛くなります。しかし、勘定科目の総てを経営者が知る必要はありません。次に挙げる大まかな区分を覚えておけば、資金管理は出来るのです。
細部にわたって完璧な知識を持つことよりも、道具として活用することの方がより重要です。

(2)流動資産

①流動資産とは、おおよそ1年以内に現金化できる財産を言います。
②現金、預金、受取手形、売掛金、商品や製品の在庫等が主なものです。
③1年以内に返済される貸付金、1年以内に費用化する前払費用、一時的に保有する有価証券なども含まれます。

(3)固定資産

①固定資産とは、原則として換金しないで企業が長期間所有する財産を言います。
②土地、建物、機械、車両、工具器具備品などです。
③その他に長期貸付金、保険積立金、投資有価証券などがあります。

(4)流動負債

①流動負債とは、おおよそ1年以内に返済もしくは支払いをしなければならない借金(債務)を言います。
②支払手形、買掛金、短期借入金、未払金 (固定資産の購入代金で未払いのもの)、未払費用(費用で未払いのもの)、前受金、預り金などが主なものです。
③長期借入金のうち、1年以内に返済する金額も『1年内返済長期借入金』として流動負債に含めることが必要です。

(5) 固定負債

①固定負債とは、1年を超えて長期に亘って返済もしくは支払いをする債務を言います。
②長期借入金が主なものです。しかし、手形借入金のうち1年以上返済しない約定のものは『長期手形借入金』として固定負債に含めた方が良いと思います。
③役員または役員の家族からの借入金は、『役員借入金』あるいは『その他の固定負債』として、固定負債に含めます。

(6)資本

①自己資本または正味財産とも言います。
法人企業では資本金と利益の留保されたものです。利益の留保とは、具体的には利益準備金、別途積立金、当期未処分利益が主なものです。
②個人企業では元入金を指します。

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