40.自己資本比率改善の要点

大平経営会計事務所ブログ:わかりやすい大平式資金管理

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(1) 自己資本比率向上の目的

自己資本比率向上の目的は次の2点です
①収益性の向上
②資金余裕の維持及び向上

(2) 自己資本比率向上の方法

自己資本比率の向上を図る方法を算式で図示すると次のようになります。

自己資本比率を向上する方法は大別して2つです。1つは総資本 (総資産)を圧縮する方法であり、もう1つは自己資本を増加する方法です。

(3) 総資本 (分母)を圧縮する

①総資本とは、貸借対照表の資産の部の合計金額もしくは負債・資本の合計金額です。
図示すると次のようになります。

②総資本の圧縮とは具体的には資産の圧縮をすることになります。
資産の圧縮内容を列挙すると次のようになります。
(イ) 売掛金の早期回収
(ロ) 在庫の圧縮
(ハ) 不要な投資資産の換金

(4) 自己資本 (分子) を増加する

自己資本を増加する方法は、次の3つです。
①資本金の増加
②資本準備金の増加
③留保利益の確保
一般的に時価発行増資をしない中小同族企業では②資本準備金による自己資本の増加は できません。したがって自己資本の増加は①資本金の増加か③留保利益の確保によります。

(5)自己資本比率を維持するための経営の基本姿勢

自己資本比率を維持・改善するための要点は2点です。
①少なくとも資産の増加率と自己資本の増加率を同一にすること。
②できれば自己資本の増加率を大きくすること。
総資産(総資本)の増加率≦自己資本の増加率

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