
(1)設備資産とは
原則として換金しないで企業の販売や生産活動に使用する施設であり設備です。具体的 には、建物、建物附属設備、構築物、機械装置、車両運搬具、工具器具備品等をいいます。
(2) 設備資産の性質
企業は、毎年毎年売上高の増加を図り続けなければならないという宿命を背負っていま す。売上高を増加させるためには、工場や機械等の生産設備の拡大や店舗・車両等の販売施設の増強を必要とします。設備資産は毎年ある程度の投資が必要なのです。
(3) 設備資産の内容をチェックする
①必要性のチェック
生産や販売に必要な施設や設備は十分にそろっているかどうか、不足している物は何かをチェックすることが「必要性のチェック」です。
②不要(過大)のチェック
不要なものや過大の設備を知っておくことは次の設備投資を検討する時に必要なことです。
③将来性のチェック
将来必要となるものを考えることを意味します。
④手入れ (保守・保全) のチェック
常に十分な保守・保全をすることは設備を長持ちさせるためには不可欠の要件です。
また、労働災害の発生を未然に防ぐことにも役立ちます。
⑤戦略的なチェック
生産や販売はもとより、インフレ対策や投資資産として設備や施設を検討することもあります。
(4) リースか買取りかの検討
設備資産を購入するときリースにするか買取りにするか判断が分かれることがあります。 それぞれ企業の状況により選択が分かれますが、リースを選択しても良い条件は次の3点です。
①リース期間中常に利益を計上している企業であること。
②担保力に余裕があること。
③リース期間終了後長く使用できる物件であること。
なお、月額数万円以下の少額なものはどちらにしても良いと思います。
(5) 設備資産を購入する資金の留意点
設備投資は全額長期借入金で行うことが原則です。多額な設備投資を預金の取崩しや支払手形の発行等で行うと、資金バランスが崩れて資金繰りが苦しくなることが多いからで す。設備投資は長期借入金導入のチャンスであり、銀行から借入実績をつくるという利点もあります。
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