50.留保利益の管理

大平経営会計事務所ブログ:わかりやすい大平式資金管理

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(1)留保利益とは

一般的には税引前利益から当期負担の確定税額を差し引き、さらに配当金や役員賞与を支払った企業の最終的に残った利益を言います。

(2) 保留利益の内容

財務諸表規則による資本の部の表示は次のようになります。 留保利益の内容は、Ⅲの利益剰余金をいいます。

(3) 留保利益の必要性

①収益性の向上
留保利益は金利負担を少なくして企業の収益性を向上させます。
②流動性(支払余裕) の向上
留保利益は負債を減らして企業の流動性を向上させます。

(4) 最低必要な留保利益

自己資本比率は最低10%以上が必要です。資本金と留保利益で総資本の10%以上になるように留保利益を確保することが要点となります。

(5) 配当と利益処分賞与

①配当
中小同族企業の場合は原則として配当をすべきではありません。留保利益を減少させてさらに個人の税負担が発生するからです。
②利益処分賞与
役員賞与は計上しないことです。 内部留保を流出させてさらに個人の税負担が発生するためです。役員報酬として毎月計上すれば、会社の損金となり大きな節税が可能となります。

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