(1) 同族関係保証料とは
借入金の連帯保証人に対して支払う保証料をいいます。
(2) 同族関係保証料による節税
①法人税の節税になります。
②自社株評価が下がり相続税の節税になります。
③保証料を受取る人を分散すると、 所得税の節税になります。
(3)同族関係保証料の計上方法
①決算時に1年分まとめて計上します。
②『その他の固定負債』勘定に繰入れる方法で計上することができます。
③仕訳例
（借方）同族関係保証料 100,000円
（貸方）その他の固定負債 100,000円
(4) 同族関係保証料の戦略的な活用方法
①１年間の保証料率は信用保証協会等の率を目安にしますが、年間1％以下であれば否認されることはありません。
②保証料率が低いことは何ら問題になりません。
③法人の利益が多い年には支払って、利益が少ない時には支払わないことも可能です。
(5) 保証料を受取った人の確定申告
①受け取った保証料は雑所得ですから、その年の他の所得に合算して確定申告します。
②収入金額 ＝ 所得金額です。必要経費はありません。
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