6.貸借対照表の意義

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(1) 貸借対照表とは

貸借対照表とは、ある一時点の企業の財政状態を表したものです。

(2) 貸借対照表の重要性

多くの経営者は損益計算書には注意を払いますが、貸借対照表を見る人は少ないようです。しかし貸借対照表は、企業の流動性 (支払余裕度) や、長期的な収益性の評価には欠かせない重要な決算書類ですから、努めて見るべきものです。貸借対照表はその企業の過去の歴史をすべて包含している重要な財務諸表であるからです。

(3) 貸借対照表の図示

(4)貸借対照表の内容

貸借対照表は図のように左側に資産、右側に負債と資本が集められています。
①資産
資産は大別して、流動資産と固定資産に区分されます。
②負債
負債は流動負債と固定負債に区分されます。
③資本
右側の下には資本が表示されます。資本のことを自己資本または正味財産と呼ぶこともあります。「借金も資本のうち」という言葉がありますが、これは負債を他人資本と呼ぶことから、実質的にも正しい呼び方と言えます。

(5) 貸借対照表にみる経営の留意点

①企業は単純に預金や土地、建物等を増加させるのがよいとは限りません。
なぜならば、すべて借金によってこれらのものを増加しても、本当の意味では自分のものではないからです。
②経営の最も重要なことの1つは、正味財産(自己資本)をいかに多く残すかと言うことです。
③正味財産を増加させる要点は次の3点に要約されます。
1.利益を上げること
2.儲けた利益をむだ遣いしないこと
3.節税をすること
④脱税 (税金をごまかすこと)によって貯めた財産は、税務調査が終了するまでは、全部が自分の財産ではないことを忘れてはなりません。

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