35.短期資金計画の策定事例

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(1)短期資金計画とは

1年以内の期間を目標にして、資金について計画を立てることを「短期資金計画」と言います。

(2)短期資金計画作成の順序

基本的な順序は次の通りです。
①現在の流動性診断
②設備投資計画の検討
③資本増加による資金調達の予測
④流動負債の検討
⑤当座資産の検討
⑥総合的な検討

(3) 当座比率を用いる

第1段階の現在の流動性診断は、貸借対照表から当座比率を算定して活用します。当座比率が100%以下の場合は、下記の順序に従い当座比率を改善する検討に入ります。

(4)第1に流動負債を圧縮する

流動負債の圧縮は次の順序で検討します。
①支払いが遅延している買掛金等があれば圧縮を検討する
②支払手形の圧縮を検討する
③割引手形の圧縮を検討する
④短期借入金の圧縮を検討する

(5) 第2に当座資産を増加する

流動負債の圧縮を検討した後に当座資産の検討に移ります。
①適正な売掛金残高を決める
②手持ちする受取手形金額を決める
③結果として、持つべき預金額が決まる

(6) 当座比率は100%以上にする

短期資金計画は、常に当座比率を使って資金バランスを検討します。 いついかなる時も当座比率が100%以上になるような対策を実践することです。

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