
(1) 同族会社とは
法人税法の規定によれば、「同族会社とは、株主等3人以下及びこれらの同族会社が有す る株式等の合計額が、 その会社の発行済み株式総額等の100分の50以上に相当する会社」を言います。簡単に言えば、血縁者、親族等に代表される特定のグループ等によって株式の半数以上が所有されている会社を指します。
我が国においては、 全法人企業のうち99%以上が中小同族企業で占められているのが現状です。
(2) なぜ限界があるのか
同族会社の限界は、大企業との比較によって明確となります。
①自己資本の蓄積形態の差異
大企業は株式市場を通じて不特定多数の人々から資本調達が可能です。それに対して、中小同族企業は、限られた同族関係者からの出資に頼らなければなりません。
②経営スタッフの質・量の差異
大企業は経営管理のそれぞれの分野に専門的能力を持ったスタッフを配置できます。しかし、中小同族企業においては、偏った専門分野の能力しか持たない少数の経営者・管理者が、すべての経営管理を行わなければなりません。
(3) 限界を超えるには
①一騎打ちの法則
中小企業と大企業が同一条件で競争をすれば、多くの場合大企業が有利なことでしょう。 大企業と中小企業は同一条件で戦ってはいけません。
②有用な道具を用いること
人間と猿の違いは「道具を用いるか否か」であるといいます。 経営者は経営に役立つ道具を持って使いこなすことが必要です。
③大企業と同じ道具を用いないこと
(イ)一般的な経営学や会計学は、大企業と中小同族企業の違いを区分していません。
そして、そのほとんどは大企業向けの理論となっています。
(ロ)中小同族企業に適合した経営手法を用いて、中小同族企業のメリットを徹底的に
享受することが必要です。
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