68.借入枠余裕率の管理

大平経営会計事務所ブログ:わかりやすい大平式資金管理

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(1) 借入枠余裕率とは

企業の流動性(支払余裕度)を評価するための指標のひとつです。最大借入可能額を現在の借入金額で除することによって求めることができます。

(2) 借入枠余裕率の評価

借入枠余裕率評価
150%以上良い
110〜150%普通
110%以下悪い

(3) 借入枠余裕率の必要性

企業の倒産はその発端が何であれ、必ず資金ショートによって顕在化します。資金ショートを防ぐために、収支のバランスの維持に努めるとともに、現在の借入枠の余力を常に把握しておくことが重要となります。

(4) 借入枠余裕率の向上方法

①担保力の強化
金融機関に対して、より多くの担保物件を提供できる財産構成を実現することです。
②返済能力の強化
借入金を確実に返済し得るだけの利益を、将来にわたって計上できる経営を実践することです。

(5) 借入枠余裕率向上の留意点

最大借入可能額は、実際に金融機関からの借入れをしてみることによってのみ知ること ができます。現在必要でなくても、借入れから返済までがごく短期間でもよいから、実際に借入れをして借入実績を作ることが良い方法です。その際、必ず正規の金融機関から借入れることが要点となります。

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