(1)管理の必要性
①社員給与・賞与は外部固定費に占める比率が最も高いものです。
②企業の体質改善の中では、人件費の効率化は必ず検討すべきものです。
(2) 同族関係者の給与と区分する
①区分する理由
(イ) 役員報酬額の増滅は自由にできます。
(ロ) 役員報酬の支払時期は繰延べができます。
②役員報酬及び役員の家族給与は、内部固定費として取扱います。
(3)人件費管理の理論的な方法
①絶対的な節減
人件費の総額を圧縮する方法です。
②相対的節減
人件費の総額を圧縮しないで収益を増加していく方法です。
(4) 人件費管理の具体的方法
①人件費の絶対額を節減する方法
(イ) 人手不足経営の実践
(ロ) パート・アルバイトの活用
(ハ)高年令者 (嘱託)の活用
(ニ) 間接人員ゼロ経営の実現
(ホ) 1人2役の職務割当
②人件費を相対的に節減する方法
(イ) 同じ人件費で売上高を増加する
(ロ) 同じ人件費で限界利益を増加する
(5) 人の採用及び管理の要点
①人の増加を慎重にする
②採用時の選択を厳しくする
③常に従業員の能力の向上に心がける
④従業員のやる気を起こさせる
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