貸借対照表の資本の部を『自己資本』と呼びます。
資本の構成内容は原則として『資本金』と『保留利益』で、時価発行増資した一部の企業に限って『資本準備金』が加わります。
自己資本比率によって企業評価をすれば、一応の目安は次の表のようになります。自己資本比率は、最低20%以上必要であり、目標としては30%以上が良いと評価されます。
自己資本比率の低下は負債の増加を意味します。負債は期日が来れば支払や決済をしなければなりませんから、負債が増加すれば、企業の資金繰りは確実に悪化します。自己資本比率の低下により負債が増加すると、金利負担等が増加して企業の収益性が悪化します。
図:P59 ②
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長期的観点の資金管理の意義
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