15.流動負債の圧縮

大平経営会計事務所ブログ:わかりやすい大平式資金管理

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(1)流動負債圧縮の目的

①流動性(支払余裕度)の改善在を図る
②金利の節減を図る

(2)流動負債の内容

おおよそ1年以内に返済もしくは決済をしなければならない債務を言います。 支払手形、買掛金、未払金、未払費用、短期借入金、1年以内に返済する長期借入金、割引手形等が主なものです。

(3)大平式月次資料における表示位置

(4)流動負債圧縮の方法

①支払手形の圧縮
②買掛金•未払金·未払費用はきちんと支払う
③短期借入金よりも実質長期借入金を活用する

(5) 支払手形の圧縮

①支払手形の圧縮とは
発行金額を少なくして、未決済の支払手形金額を減少させることです。
②支払手形圧縮の目的
企業の流動性(支払余裕度)を向上させるため。
③支払手形圧縮の問題点
一般的には借入金の導入が必要になります。

(6) 買掛金・未払金等はきちんと支払う

①約束を守り、毎月きちんと支払うこと
②目的
(イ)支払先の信用を維持するため
(ロ)流動性(支払余裕度)を向上させるため
③支払いの約束無視は商人失格
約束を守ることは経営者の最も基本的なことであり最重要点です。
④支払いと流動性の関連
支払いの延期は流動負債の残高を増加させ、ますます流動性の悪化を招きます。
⑤借入れをしてでも支払うこと
約束した日に支払資金が不足する場合は、借入れをしてでも支払うのが基本です。

(7)短期借入金よりも長期借入金を積極的に活用する

①流動負債になる短期借入金の内容
短期借入金とは、返済期限が1年以内の借入金を言います。具体的には次の2つになります。
(イ)1年以内に返済することを約定した手形借入
(ロ)長期の借入金のうち1年以内に返済する金額
②短期借入金圧縮の目的
企業の流動性(支払余裕度)を向上させるため。
③短期借入金圧縮の要点
(イ)支払手形を増加させないこと。
(ロ)買掛金・未払金・未払費用を増加させないこと。
(ハ)割引手形よりも証書借入、長期手形借入を優先する。
④長期借入金の積極的な活用
流動性を高めるためには、流動負債を増加させない実質的な長期借入金を活用することが要点です。

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