33.長期借入金の活用

大平経営会計事務所ブログ:わかりやすい大平式資金管理

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(1) 長期借入金とは

1年を超えて返済する借入金をいいます。一般に金融機関に借用証書を差入れて借入れする『証書借入』 が最も多いタイプです。

(2) 長期借入金を活用する目的

①流動性(支払余裕度)を維持向上させるため
②投資資金の回収が長期にわたる設備投資の際に利用する

(3) 長期借入金の長所

返済期間が長い固定負債です。
返済期間が長くなれば、毎月の元金返済額が少なくてすみますから流動性の悪化を防止することができます。

(4) 長期借入金の短所

①返済期間が長くなるので金利負担の総額が多くなります。
②短期借入金より借入金利率が高い場合が一般的です。

(5)長期借入金へ含めるもの

手形借入金のうち、金融機関との約定で返済期限が1年を超えるものは長期借入金に含 めます。『長期手形借入金』という科目で表示することが良いと思います。

(6)長期借入金から除外するもの

①長期借入金のうち、 貸借対照表作成日から1年以内に返済する予定の金額は 『1年内 返済長期借入金』として、固定負債の長期借入金とは区分して流動負債の部へ表示します。
②役員等からの借入金は『役員借入金』または『その他の固定負債』勘定として区分します。

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