24.負債活用の順序

大平経営会計事務所ブログ:わかりやすい大平式資金管理

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(1) 負債とは

将来返済もしくは決済しなければならない債務をいいます。

(2) 負債による資金調達の方法

最も一般的な負債による資金調達方法として次のものがあります。
①支払手形の増加
②買掛金・未払金・未払費用の増加
③短期借入金の増加
④長期借入金の増加
⑤その他の固定負債の増加

(3) 負債による資金調達の順序

次のように難しい方法から選択することが基本です。
①金融機関からの証書借入及び手形借入 ↓(選択の順序)
②受取手形の割引 ↓
③支払手形の発行 ↓
④仕入代金等の支払延期
難しい方法から選択すれば、次に資金が必要なときに楽な方法を選択でき、資金調達の余力をもつことになります。

(4)買掛金・未払金 ・ 未払費用を最後にする理由

買掛金等の増加による資金調達とは、支払延期を意味します。支払を延ばすことは信用 を失い、結果として高いものを買うことになりやすいから注意しなければなりません。

(5)支払手形の発行よりも借入金を優先する理由

支払手形の発行による資金調達は容易ですが、最も危険な方法です。借入金は手続きは多少複雑で面倒ですが、手形発行より健全な資金調達方法です。

(6)手形割引よりも借入金を優先する理由

①手形割引は借入金より簡単な方法
借入金は手形割引より難しい資金調達方法です。難しい方法から実行することが基本的な順序です。
②資金調達余力を保つため
資金調達の簡単な方法を残しておけば、資金調達余力をもつことになります。

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